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2012/01/28付 西日本新聞朝刊より


第84回選抜高校野球大会(3月21日開幕)への初出場が27日決まった早鞆(はやとも)高(山口県下関市)。
チームを率いるのは元プロ野球福岡ダイエー(現ソフトバンク)ホークスの外野手だった大越基監督(40)だ。
朗報を受けると号泣。「泣くつもりはなかったんですけど…」。
9年前にホークスを解雇され、同校の監督に就任して3年目。
教え子たちの手で胴上げされ、思わず感極まった。

仙台育英高(宮城)3年時の1989年夏、エースとして甲子園準優勝。
早大を中退後、ドラフト1位で入団したプロの世界では野手転向を強いられ、猛練習で1軍に定着した。
2003年、日本シリーズにベンチ入りしながら、日本一を決めた最終戦の3日後に戦力外通告を受けた。
野球を諦めきれずに04年、東亜大に進学して教員免許を取得。
07年に早鞆高に着任、09年から野球部監督として指揮を執ったが、勝てない日々が続いた。

気持ちが表情に出るタイプだった。
「選手は監督の顔を見ている。お前が変わらないと何も変わらんぞ」。
かつての同僚、福岡ソフトバンクの鳥越裕介コーチの言葉が胸を射抜いた。
「元プロという意識をなくした」。
冗談を交えて選手に接し、ベンチで声を荒らげることをやめた。
昨夏は選手と甲子園大会決勝を現地観戦、同秋の中国大会で4強入りした。

東日本大震災で被害を受けた宮城県七ケ浜町の出身。
高校時代のチームメートの母親の悲報にも接した。今大会への思い入れは強い。
「石巻工高さんとやれたら…。彼らの背負っているものは出場校の中で一番だと思う」。
大舞台へ向け、教え子たちを見つめる目が細くなった。




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